日本刀剣博物技術研究財団が関与する日本刀の展示
当財団は平易な言葉で分かりやすい話し方に留意しています。
専門家の方には「物足りない」「もっと詳しく」といったご意見やご要望もあるようですが、今後、専門的解説は他の博物館、美術館様にお任せして、親しみやすい日本文化を目指したいと思います。
大宝蔵殿 特別開扉
「仏教と刀」
同時開催 特別展示
「噂の刀展」3章.鎧甲冑(よろい)と日本刀
【期間】平成28年3月1日(火)~5月8日(日)まで
「仏教と刀」と「噂の刀展」の「1章~5章」までは、同時に開催されます。
- 有栖川宮熾仁親王殿下の御遺品の鎧(甲冑)
金総覆輪阿古陀形斉垣筋兜付本小札緋威二枚胴具足 - 有栖川宮熾仁親王殿下が東征大総督として出陣し、江戸へ向かわれた際、ご着用になった大鎧です。
製作は当時最高の材料と技術を以て作られている貴重な鎧甲冑です。 - 有栖川宮熾仁親王殿下は、徳川家に対峙するため、徳川家に祟り妖刀伝説を持つ村正を数振り所持していたと伝えられています。この度は、初代 村正の刀を展示しています。
- 徳川本家伝来(慶応三年パリの万国博覧会で注目を浴びた鎧)
金箔押本小札緋威胴丸 - 兜は室町時代の古い鉢を用い、金箔の鍬形をいただく。
材料は贅を極める超高級品で、絹糸は江戸時代後期に交換されて新品状態に仕上げられています。
慶応三年(1867年)パリの万国博覧会に出展され、各国の注目を集めたきらびやかなものです。 - 笠間藩藩主が最後の大坂城代となった際、徳川慶喜に献上した 国行(来国行)の太刀を展示しています。
宮本武蔵にまつわる鎧として、巌流島の決闘の際立ち会った細川家家老 長岡佐渡守興長の甲冑。
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この度は展示場の都合で、甲冑を展示するスペースが不足するため、宮本武蔵にまつわる部分を外しました。ご了承ください。